「中古車屋稼業」

あと１０日ほどで一年の半分が過ぎようとしています。
もうすぐ暑い夏を迎えますね。

「そろそろ後半戦のスタートです」

KIはここのところお蔭様で少しづつ在庫車が動き忙しい日々です。
このまま、売れ続けてくれたら嬉しいけれど、毎年のように毎月のように
浮き沈みがあり、また停滞期を迎えるでしょう＾＾；
あ～恐ろしいですなぁ～毎日が勝負です！

先日、弊社担当の保険屋さんが訪ねてくれました。
彼とはもう１０年近いお付き合いですが、「店」のあらゆる保険を
お願いしています。
また、僕が何時、逝ってもいいように（笑）昨年から僕の
生命保険などもお世話になっています。
これはいわゆる個人の生保では無く、僕が死んだ後、スタッフが困らないように
入った保険です。もし、満期まで僕が生きていえたらほんの少しご褒美で
退職金が出ます＾＾

僕はこの退職金で１～２台、自分のガレージでコツコツと
老後の楽しみでレストアをするのが夢だなぁ～♪

車屋は全国に本当に沢山あるでしょうが、あらゆるリスクに対応する
保険を会社で加入しているショップは意外と少ないと思います。
KIでは昔から、火災保険などは当たり前で、お客様のお預かりの車の
保険から、移動中の事故、弊社で整備した車の自管賠保険など
あらゆる保険に入っています。
これは売り上げやスタッフの人数にも反映しますが年間を通じ
かなりの金額になります。
ゆえにそれを避ける業者さんもいるのですね。

事実、めったに使う事はありません。
弊社も、数年前、お客様のフィアットバルケッタの幌を畳む際、幌スクリーンが
パリンと割れてしまった時、純正部品が結構高かったので一度
保険を利用しました。５～６年で一度きり、そんなものです。

だからと言って、万が一の事故や高不手際で何かしら高額な
保証をせなばならない場面があるかもしれません。
その時の為の保険なのです。

またスタッフの怪我なども今まではありせんが、それにも備えが必要です。

保険担当の彼曰く、以前は多数、車屋のお客さんがいたそうですが
現在では弊社ともう１社しか扱っていないそうです。
以前からどんどん店が出来、一生懸命担当しても２～３年で
必ずと言っていいほど無くなってしまう。または、この保険を利用し悪さをする
店も多いと聞きます。
なので、新規では受け付けない、扱えない～というのが実情のようです。

僕はある意味、極端に車屋繋がりを避けており、いわゆる仲の良い
車屋さん、お付き合いの車屋さんはありませんが（札幌でです。専門職の
下請けさんは別ですよ）
街を走っていると、目にしていた店が無くなっている光景を最近特に目にします。

車屋の保険は月払いが大丈夫なものもありますが大きい掛け金の保険は
殆ど一括払いです。
今でも覚えてますが、本当に毎月大変で（もちろん今もよ＾＾；）当時
給料もまともに取れていない頃、丁度、保険の満期が来て切り替えで
まとまったお金が必要でした。
「もう保険やめるわ・・」と喉まで出掛かりましたが、なんとか毎年
切ることなく続けてきました。

それは僕が２～３年でこの車屋を儲けてやめる！とか、やるだけ
やって次の仕事を見つけりゃいいや～などの考えはこれっぽっちも
無かったからです。
大きな責任を放棄出来なかったからです。

そこらへんの兄ちゃんと根性の座りが違います（笑）
好きさ加減が違います。
夢が違います。

小さな店なので、小さな店だからこそ、何か大きな事故があると
それが致命的になり、廃業せざるを得ない場面も想定しないと
ならないからです。なので保険は必要です。

なんだか保険を使わないとお金を捨てているように感じるかもしれませんが
毎年毎年、保険を使わなくて済むようにこれからも心がけるだけです。

皆さんはどんな車屋さんに修理を任せませ、車を買いますか？
ディーラーが一番ですか？
店の規模が大きい小さいは全くもって別だと僕は思います。
あくまでも経営者の考え方価値観ひとつじゃないでしょうか。

営業姿勢、扱う在庫車に対するプライド、行う仕事の的確さ
さじ加減、お客さんの立場から考える事の出来る店
スタッフ全員が同じ方を見て、同じように感じることが出来る店。

まるで自分の車のように愛しく感じ、仕上げに携わる。
自分のことより、お客様が先！

そんな店、素敵じゃないですか？

そんな店に今はまだなれてません・・・

そんな店に。。。。いつかなってみせます！

BY　後半熱くなってしまった管理人でしたっ！