つぶやきしぶちん
親バカ日記
2006年11月18日 | つぶやきしぶちん
「工具箱」
「必ず欲しくなって集めだしますよ。私も若い頃そうでしたから」
Mメカは私にそう言った。
「工具箱」
「必ず欲しくなって集めだしますよ。私も若い頃そうでしたから」
Mメカは私にそう言った。
工具である。
「興味を持たなくて、工具を買わないヤツは○○さん駄目なんです。
欲しくなって、いい工具を使いたくならいといいメカニックにはなれない」
とMメカ。
果たして息子はそうなるだろうか。
間に合わせの工具しか店にはないので息子はそれを使う。
Mメカはもちろん自分の工具を持っている。
おそらくウン百万円相当はあるだろう。
全て一流の工具がパーフェクトに揃えてある。
彼の工具は私も息子も触らない。まぁ貸してはもらえるだろうが
それは出来ないというものだ。
「ある程度、買って揃えようか?」と私。
「いや、自分で苦労して買わないと駄目ですよ。それが
財産でもあるのだし、自分で買ってこそ大事に使うし大切に
長く使える」と。
なるほど、彼の言葉は深い。
スナップオンの工具屋さんが定期的にバスでやってくる。
どうやら最近彼は少ない給料をやりくりしながら自分が使いたい工具を
少しづつ買っているようだ。
「いやぁ~嬉しいですね」とMメカ。
私も彼も、工具を買いなさい!とも、買ったほうがいいとも
一言も言ってない。
彼もメカニックになる為に一歩、踏み出したと言うことか。。。
ちゃんとした工具はべらぼうに高い。
その代わり、永久保障なのだ。しかし今月はドライバーのセット。
来月はラチェット~などと言いながら真新しい工具を磨く息子がいた。
値段を聞いてびっくりした私は、店で半分出してやるか?と息子言った。
「いや、いいよ。俺のだから・・ただ、とうちゃん使わないでよ」
なんて言われてしまった(笑)
かなり前に、知り合いの工場からもらった、お下がりの古い工具箱
に、ピカピカの工具が少しづつ並び始めた。
・
私は、彼に工具箱をプレゼントしようと思った。
工具屋に聞くと、丁度セール品がもうすぐアメリカから入ると聞いた。
手頃な大きさの工具箱を注文した。
アメリカから来るので少し時間がかかった。ついでに安月給で
頑張ってもらってるMメカにも上におく小さな工具箱もオーダーした。
いつも工具が溢れ納まりきらないようだったので。
我々は首を長くして工具箱が来るのを待っていた。
先日、ようやく到着したのがこれ。
左はMメカの商売道具。
古い工具箱は持っていって処分してもらおうと思っていたが
息子は綺麗に掃除をし、普段使わない工具などを入れておくために
再利用している。
最近思う。
息子が俺に似なくて良かったなぁ~とw