「思い込み」

 

我が家の足車は近年、ボルボのXC７０（クロスカントリー）でした。

何が良くてXC７０かと言えば以前にも掲載しましたが～

かなり古いのでまず安い、そして当然四駆。

車高が高いのでドカ雪が降ってもカメにならない。

少々重くモッサリした操作感も心地良く、スタイリングも好きです。

またシートヒーターが冬場ではありがたい。

札幌で且つ山の中に住んでいる僕らには最高の１台だったのです。

 

そんな訳でなんと３台も！乗り継いだのでした。

直近の銀色はまだ走行３万キロ代でこのまま乗り続けるぞ！と。

 

しかし僕ら夫婦はそろそろ老人の範疇に入る年齢になり

二人でドライブ中たま～に「おっ、危なかったね」なんて事もあったりして。

そろそろセーフティー完備の車に今のうちに乗り換えた方がいいかもね。

と話しておりました。

 

大好きなXC７０は年式的にセイフティー付きのモデルはありません。

それで同じボルボで何がいいかな？と色々と見ていると少々大きくなるが

XC６０というモデルが「セイフティーパッケージ」（以下PK）なるモデルがありました。

 

おお、これがエエやん。

デザイン的にもギリでいいかな～と。

 

乗っていたXC７０は息子が引き継いでくれる事になり、いつものように

業者オークションで探す日々が続いたのですね。

 

距離が若くて色はまぁ何でもいいがSP付の条件で探しました。

しばしして予算で行けそうな白が出たので落札！

いつものようにボルボカーズに入庫して点検整備を施し

晴れてXC６０はやって来たのでした。

 

サイドブレーキがレバーにあらずSWだったり足が硬かったり（扁平タイヤもあるでしょうね）

正直なところ僕はう～ん全然良くない。。。という印象でした。

白の外装色もなんだか安っぽく見えて・・・

しかし毎日のように乗る妻が気に入ったようなので「まぁいいか」と思っておりました。

 

乗り始めてから数日後の事です、突然エンジンが掛からなくなりました。

 

知り合いの工場に電話で症状を話すと燃料ポンプが原因では？叩けば直るかもよ？

とポンプが後ろ側にあると教えてもらったのです。

Mメカに「ちょつと見てくれない？」と僕は頼んだのでした。

 

Mメカがしゃがんでリアから下回りを覗き込んだ時でした。

 

「澁谷さん、これFFですけどFF買ったんですね？」と。

 

「え？嘘？冗談でしょ！」

 

「いえ、リアデフ無いですよ」

 

クールな顔をしつつ少し半笑いのMメカ。

 

「えーーーーーっ！FFモデルあるのコレーー！！」

もはや顔面蒼白の僕であります。

 

もうね、恐ろしい思い込み（滝汗）

XC７０は四駆です。XC７０より四駆らしい格好しているXC60！

しかしFF！！！

 

なんとFFモデルと四駆モデルが存在していることを納車後に

知ってしまった僕であります。

そして見事に外れのFFモデルを買ってしまった僕であります！

 

しばしスタフと家族と協力会社さんと大笑いしたのですね（笑

もうね、恥ずかしさ通り過ぎて笑うしかありませんでした＾＾；

都会ならFFでも何ら問題が無いのでしょうが雪国でしかも自宅が

坂道の山の中です。

冬季はFF車では登れません。

 

なので速攻でFFの白XC６０はオークションに出品しつつ今度はしっかりと目を見開き

四駆を見分け探しました。

 

FFヤローはソコソコの価格で売れ、タイミング良く四駆モデルが買えました。

色はグレーメタと言うか少しグリーンが入ったような上品な色合いです。

たまたま３，０Lモデルだったのですが随分の前回のFFヤローとは違い

どっしりとして印象が良い。

エンジン音も心地良く。

 

うん、いいじゃないかコレ。

しばし愛せそう♪

 

妻も前のより凄くいい！と言う。

 

「この個体にだ合う為のFFヤローだったんだな」僕

「そうね、これは運命よね」妻

 

グレーメタの四駆XC６０は我が家の一員となりました。

めでたしめでたしぃ～

 

PS－思い込みには気を付けよう！（あ、僕です＾＾；）

 

しぶちん