レストア日記

アルピーヌA310

2007年07月29日 | レストア日記


310の内装のリフレッシュが終わったのでUPです。

ベース車両はラリーモディファイされた車両
(と言うかFIA現役レーサーでっす!)
外せる物は外し、仕上げはラフでした。

今後オーナーさんが競技中心で乗られるわけではないので
打ち合わせの結果、カフェレーサー的な内装を目指しました。

折角レーシィーなので雰囲気を崩さないようラフな所も残しつつ
快適な室内を作れたと思います。

フロアやリアセクション、センターコンソールなど、内装を作成
元々の剥がした型が無いので現物あわせでオーダーしました。

ロールゲージは剥き出しだったので脱着しパットを取り付け。

(これは少しシートを前に出している状態)


シートは左右ともレカロのバケット。
レールはポルシェ用の物を加工し限界まで下げてます。

シートベルトはウィランズの4点式

リア側も綺麗にトリミングされてます。
もともと+2のシートがあるので、ロールゲージが邪魔ですが
二人分の荷物くらいは飲み込みそうです。

大変だったのは穴を塞いだり、下地の処理など

一番苦労したのはリアガラス部分です。

もともとのオリジナルのウィンドウ&枠が撤去されアクリルが付いていたのですが
外してみると適当に切ったアクリルが引っ掛けていただけでした(ーー;)

新たにアクリルで作成するにせよ、止めるツバがありません。
それをFRPで作り、それに合わせて新品のアクリル板から
切り出し、取り付けは双方に穴を開け、内外からビス止めし
固定しています。

なかなかスパルタンでカッコイイです^^
(これはワークスカーの写真を参考にしました)

ロールバーパットに注目!

美しく見えるように取り付けてます。
タイラップやテープで巻けば楽ですが、切れ目を入れ切り口を
接着剤で固定し専用のテープで仕上げてます。
なので焼きブタみたいにならないのですねw
大変だけど(笑)

シフトが出ているL型のパネルは作り直しています。
触ると凹んでしまったヒューズボックスなども新しくし
チヂミ塗装でフィニッシュ。
左右のパットも張り替えました。固定するビスなども拘る
ところがKIですw

シフトブーツはあえて無し。


ハンドルまわり

今付いているヒサシもステアリングコラムカバーも付いていませんでした。

コラムカバーもチヂミ塗装にしています。
上のヒサシは艶消しでさらっと塗り装着。
このあたりをあまり豪華にすると雰囲気が・・

激しい(汚い?w)モディファイを逆行して仕上げた風ではなく
オリジナルをカフェレーサー風にした!的な感じにしたいのだな。

どのパネルも接着剤や塗装などがあり、剥がし下地を
作るのに時間がかった。

時間もかかるし予算もあるのでメーターパネルや
まだ手を入れてない箇所もあるがこれくらいがいい感じか。


ドア内側

ここは丁寧に塗装を剥がし艶消し仕上げ
穴が空いていた箇所はアルミで作成し蓋をしている。

ドア取っ手やサイドウインドウを止めるバンドもワンオフ

アクリルも交換している。傷だらけもあったが適当に切られたソレは
まともに上下せず。。。寸法も違うのだが微妙なアールがつけられて
いなかったようだ。

この暑いのに電気ストーブで汗かけながらアールをつけて
作った訳です。

アクリルは切った所は念入りに削り磨き上げないと切り口が
綺麗になりません。1枚作りにも時間が非常にかかります。

良く人気のあるジュリアやポルシェのアクリルセットとか
売ってますよね?あれって綺麗に作ることを考えれば
安いものですよ^^


低いバケットに身体を預けてシートベルトを締め上げて
エンジンをかける。。。
ストロークの短いシフトを1速に入れスタートだ。

クイックなハンドリング、絶妙なギア比
背後から聞こえるアルピーヌエンジンの咆哮!!!

目の前には極端に低い世界が広がる。。。
基本的に固い足だが何故か乗り心地がいい。。。

チビレルで。

スーパーカーにもセブンにも無いアルピーヌ独特の世界。
これは麻薬ですよ^^

後でエンジンルーム内もUPします!

仕上げ前の内装の画像です。

2

3

4

5

6

内側のエンジンフード


2

3

こちらが仕上げ後のエンジンルーム

キャブ側

今回はエンジンOH等はしておりません(する必要が無いので)

ガソリンホースやオイルホース類の交換

点火系を一新しフルトラ化しています。

燃料ポンプを電磁ポンプへ交換

ベルト類交換

など、信頼性UP&見た目綺麗にサクセンです。

もちろん油脂類交換、プラグコードをウルトラで作成しています。

エキゾースト側

エキゾーストは耐熱塗装後、ホータイマキマキ浅川マキ仕上げ

色トリドリだったエンジンルームは黒で仕上げ


かなり雰囲気が良くなり小奇麗に見えるようになりました。

シャシーにも黄色く塗りたくったところがあるのですが
ハケで塗り隠す事も出来たのですが、その作業は追々エンジンを
降ろす時にでも、足回り(ホイルハウス)シャシーを含め綺麗に一度にやりましょうと
オーナーさんと相談し決めました。

この手の車はゆっくり段階を踏んで仕上げましょうという感じ。

あとボディもあるしね^^;


これが仕上げ後のエンジンフード

裏も綺麗にしてあります。
FRPなので何処もパキットした美しさはありませんが
まぁ~そこも味ですw

リアアクリルはこんな感じ。
もちろん間にはスポンジをかませて止めてある。
これで雨漏りは安心(だと思う。雨の日は乗らないようにw)

少し見えにくいが配線も処理している。

オイルクーラーも脱着し綺麗にして装着しなおしている。
まぁ目に付く所は掃除・塗装・磨きを施す。

110と違い、エンジンがガバット見える310は
ヤリガイガありますなぁ~

カッコイイなぁ。。。。

エンジンは後ろになきゃね(笑)

以上310通信これにて終了<(_ _)>(結構いや・・かなり時間カカリマチタ^^;)

バイなら(^^♪

出発前の310

2

やはり程よいシャコタンはカッコイイ!

そう言えばマトラジェットもスプリングを変更し車高を少し下げた
のですが、抜群に見た目が変わった。

あまりにペチャンコはイタダケナイガ
チョイシャコタンはイイナ^^




アーカイブ

PAGE TOP