レストア日記
ルノー8ゴルディーニ
2013年04月26日 | レストア日記

オイル漏れ修理が→OHへ

オイルパンガスケットとクランクシール(後ろ側)からオイル漏れがあり
オイルパンを外しました。

何故にOHへ~になったかを説明します。
1)コンロッドの向きが逆さま
ゴルディーニのコンロッドは上下でオフセットしています。
なので逆さだとピストンの中心に来なくなります。
実はゴルディーニエンジンを開けると今回のケースのように
間違えた組み方が意外と多いのです。
(画像はゆえに右上に寄っている状態)

2)コンロッドのベアリングキャップの向きが逆さま。
うーん

オイル交換もしクーラントの混入は確認していませんでしたが
1番のライナーからクーラント漏れ確認~

普通にそこそこ走っていましたがこれはガスケット、シールを交換して
オイル漏れを止めて終わり~とは出来ない状態なのでエンジンを降ろす。

4番ピストンが逆さまに入っていました。。。
インテークバルブと干渉した形跡あり。

スラストメタル~裏返しについてました。

ピストンリング
トップリングとピストンの溝のクリアランス多い

コンロッドブッシュが摩耗しガタあり

ヘッドガスケットは抜けていない。
1・2番プラグホール詰まっている

詰まっていた1,2番エキゾーストバルブの状態

クラックが入っている
(検証の為、ブラストしてあります)

ヘッドの点検
穴の詰まりを見ている~

クラッチ
エンジンを降ろすとクラッチ見えます。

クラッチカバーのプレートの1本が折れている。

ディスクもダメージあり

カーボンでは無くベアリングタイプのレリーズベアリング
普通にクラッチ操作は出来てましたが・・・
もう少し乗り込んでいたら切れない症状が出ていたかも知れません。

今回はここまで~
いいんじゃないでしょうか。
という感じのエンジンフィールだったのですが開けて良かったです。
実にアベコベな組み方をされていました。
ブロック、クランク、カムは大きなダメージは無さそうです。
現在、各部品を洗浄し確認、部品出し~というところです。
少し先になると思いますが、加工が終わり部品入手組み立て段階で
またUPしたいと思います。

昨年、A110のVCを仕上げる際、オイル漏れ多く修理していく
過程でやはり放置出来ない状況がありOHに至りましたが
今回も実に同じケースでした。
マニュアルには当然コンロッドの向きも出ているのですがねぇ・・
ただ、今回のエンジンはそれ以外も駄目駄目組み立てでした。
それでも動くというか、普通に乗れてしまうのですよ。
快調な元気なエンジンに致します!
ではまた!
(Mメカ~小林旭になっています)

今日はこれにて<(_ _)>
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